今回は、女優・声優である平淑恵さんについてご紹介します。
平淑恵さんについて
平淑恵さんは、1963年生まれで現在56歳です。
出身は北海道の帯広市で、ご実家はホテルを経営されているそうです。
芸能人としてのキャリアは1976年からで、もう大ベテランですね。
女優としては、テレビドラマ『大岡越前』で、主役である大岡越前の妻・雪絵役を演じました。
その役は定着し、『大岡越前』の第9部(1985年~1986年)から第15部(1998年~1999年)まで、長きに渡り出演しました。
1996年からは杉村春子が長らく演じてきた森本薫作の『女の一生』の布引けい役を譲られました。
また、平さんは「文学座」という劇団に所属しており、舞台女優さんとしても活動しており、1983年と1996年には紀伊國屋演劇賞(毎年、東京において上演された演劇公演を対象に選出される賞)を受賞しています。
↑『大岡越前』の時の平さんです。
↑平さんの若い頃の画像です。とてもお綺麗ですよね。
声優としての平さんの活動は、1995年に劇場アニメ『アンネの日記』にてミープ役を演じたほか、数々の洋画の吹き替えを担当しています。
結婚はしているの?
平さんは、1994年にNHKのディレクター、演出家、映画監督である黛りんたろうさんと結婚しました。
↑旦那・黛りんたろうさんの画像です。
黛さんの経歴も、ざっと見ていきましょう。
松濤幼稚園、学習院初等科を経て、1972年(昭和47年)に学習院中・高等科を卒業。
1975年(昭和50年)に学習院大学文学部哲学科を卒業し、NHKに入局。学習院大学では演劇部に所属。
京都放送局勤務を経て、東京ドラマ部へ。1983年『御宿かわせみ』(第2シリーズ 16話 『冬の桜』清水満と共同)で演出家デビュー。
1994年(平成6年)女優の平淑恵と結婚。
小学校から学習院に通っていたというところからして、結構な裕福な環境のもと育ったのではないかと思われます。
今は演出する側に携わっている黛さんですが、過去には演劇部に所属し自分が演じる側だったんですね。
もう結婚してから20年以上経つおふたりですが、馴れ初めに関しては詳しい情報がなく、よく分かりませんでした。
ですが、演出家と女優という関係ですので、黛さんが演出する作品に平さんが出演したことで出会ったという可能性が高いでしょう。
また、旦那さんの御父様、平さんの義父さんにあたるのは、作曲家の黛敏郎(1929~1997)さんです。
戦後のクラシック音楽、現代音楽を代表する作曲家のひとりです。
↑黛敏郎さんの写真です。とても整ったお顔立ちです。
平さんは、すごい方を家族に持ったのですね。
子どもはいるの?
お子さんについても調べてみましたが、具体的な情報が得られませんでした。
恐らく居ないものと思われます。
現在の平さんは?
最後に、最近の平さんの活躍について見ていきましょう。
平さんは現在も舞台に立っており、2017年の4月25日~30日には、一人芝居『化粧』が、東京の新宿東口・紀伊國屋ホールにて行われました。
『化粧』は、もともと小説家であり劇作家えあった故・井上ひさしさんが作った戯曲に、鵜山仁(演出家)さんが演出を加えたものです。
↑『化粧』での平さんの写真です。
ここで平さんは、大衆演劇の女座長役を演じましたが、圧巻の演技に、観客はすっかり引き込まれたそうです。
2011年からこの『化粧』は平さんの一人芝居で上演されてきましたが、これが”ファイナル”でした。公演を前に、平さんはこんなことを言っていたそうです。
「芝居に完成はないが完成形であったらいい。すべてを燃焼し尽くしたい」
平さんの女優魂が感じられますね。