今回は漫画家の戸部けいこについてみていきましょう。
目次
戸部けいこについて
戸部けいこさんといえば、『月刊プリンセス』掲載の『亜季のゴール』で漫画家デビューし、『フォアミセス』で連載した『光とともに…』が大ヒットとなりました。
多くの自閉症の子供を抱える親や施設関係の人に取材を重ねて描いたことで共感を呼び、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞して大きな話題となりました。
そんな戸部けいこさんの結婚した旦那や子供について調べてみました。
戸部けいこの結婚した旦那は?
戸部けいこさんは結婚してお子さんもいらっしゃいます。
気になる旦那さんの情報ですが、一般人のようで詳細は不明です。
自閉症を告知されて、不安や周囲の無理解から、絶望の淵に立たされ離婚まで考えた母子の話です。
スポンサーリンク仕事ひとすじの夫が過労で倒れた時の泣きながらの血を吐くような思い、「仕事の代わりをする人はきっといるわ。
でも私の夫は・・光の父親はあなたしかいないのよ・・!!
いくら出世してすばらしい結果を出しても死んだら何にもなららいじゃない。」
旦那さんは当初、息子が自閉症ということをきちんと理解できず、戸部けいこさんはひとりで悩んでいたそうです。
戸部けいこの子供について。
戸部けいこさんと結婚した旦那さんの間には、長男と次男が誕生しています。
2人の息子さんは戸部けいこさんの仕事のサポートをしていたそうで、漫画を生み出すにあたってなくてはならない存在だったようです。
2人の息子さんのうち、漫画のモデルとなったのが光くん。漫画通り、自閉症を患っています。
戸部けいこは病気で闘病中なの?
戸部けいこさんは2009年に中皮腫(ちゅうひしゅ)という病気を患ってしまい、同年3月号から「光とともに・・・」を休載し、長らく闘病生活を送っていました。
あまり聞きなれない病名ですが、この中皮腫とはいったいどのような病気なのでしょうか?
戸部けいこの死因・中皮腫とは?
2010年1月28日、闘病を続けていた戸部けいこさんは、千代田区内の病院で満52歳でこの世を去りました。
『光とともに…』は未完の遺作となり、単行本化されていない原稿や病床に残された未発表の原稿とネーム、『光とともに…』に先駆けて『フォアミセス』に掲載された2作品(『さんきゅう先生』『春のまなざし』)を編集し、第15巻が刊行された。
この中皮腫とは、石綿(アスベスト)曝露が原因とされており、青石綿(クロシドライト)や茶石綿(アモサイト)などの発癌性が高い物質が体内に入り込むことにより発症されるといわれています。
曝露から発病までの期間は、一般的に30~40年くらいといわれる。詳しい原因追究はいまだ待たれているが、吸い込んだアスベストによってなどに惹起されたインターロイキン6(IL-6)を中心とした炎症が中皮の腫瘍化を促進すると考えられている。
しかしながら、ごく少数ではあるが、アスベスト被曝の可能性が考えにくい群にも悪性中皮腫が認められることがあり、アスベストだけが単一の原因でないことが推測される。
欠陥住宅などでアスベストが報告されたこともありますよね。
戸部けいこさんはどこかのタイミングでアスベストを吸ってしまったのでしょうか・・・
戸部けいこの代表作「光とともに・・・」は称賛の嵐!
戸部けいこさんが連載していた「光とともに…~自閉症児を抱えて~」は、テレビドラマ化もされて大きな話題を呼びました。
戸部けいこさんが亡くなったことにより2010年5月号で連載終了となっていましたが、その後のストーリー2話分はネームの形式で遺されていました。
河崎芽衣による「『光とともに…』が遺したもの」とは?
フォアミセスにて戸部けいこさんが描いていたネームに河崎芽衣さんがペン入れを行い、正式な完結編として掲載がされました。
本日2月3日発売のフォアミセス3月号(秋田書店)では、「『光とともに…』が遺したもの」と題した特集を展開している。
これは2010年に逝去した戸部けいこのデビュー30周年を記念し、「光とともに…~自閉症児を抱えて~」とその関連作品をフィーチャーしたもの。
戸部けいこさんと同じく1985年に月刊プリンセス(秋田書店)でデビューし、それ以降も交流があったので、河崎芽衣さんの手によって完成させたようです。
この特集には河崎芽衣さんによる、戸部けいこさんへの思いを綴った2ページマンガも寄稿されていました。
そのほか「光とともに…」特集として、河崎の「Happy Birthday 大丈夫、生まれておいで~『光とともに…』が遺したもの」を収めた別冊も付属。
同作は単行本も発売されているが、この別冊に収録されている「姉弟編」の2話は単行本発売後にフォアミセスに掲載され、未収録となっていた。
戸部けいこさんが亡くなってもなお、残した思いが世に広がっているのですね。
きっと天国で安らかに眠っていることでしょう。